【コンバイン】こぎ深さとは? 解説・調整方法【初心者向け】

コンバインのこぎ深さとは?

みなさん、「こぎ深さ」をご存知でしょうか?

 

こぎ深さとは、

刈り取られた稲がこぎ胴(脱穀部)の中に入る時の長のことです。

 

コンバインに乗っている際、特に気にする個所で、

必要に応じでこぎ深さを調整する必要があり、

調整を怠ると収量が減ってしまいます。

 

今回はその「こぎ深さ」についての解説と、

調整方法について説明していきます。

 

こぎ深さの解説

 

↓こぎ胴(脱穀部)

こぎ深さ 解説 こぎ胴

 

稲の穂先についているを、このトゲトゲのドラムが回転し、叩いて落としてくれるわけです。

こぎ深さ 解説 こぎ胴2

 

改めて、こぎ胴に入る稲の長さ「こぎ深さ」

こぎ深さ 解説 こぎ胴3

 

 

手の部分が穂先とイメージしてください。

こぎ深さが「浅い」場合、

穂先はコンバインの外側に来ます。

 

こぎ深さが浅すぎると、こぎ胴のトゲトゲが籾に当たらず、

籾が取れなくなってしまい、圃場に籾を落としてしまう脱硫の原因になります。

こぎ深さ 解説 こぎ胴4

 

 

反対に、こぎ深さが「深い」場合、

穂先はコンバインの内側に来ます。

 

こぎ深さが深すぎると、こぎ胴にかかる負荷が増し

詰まりの原因になってしまう他、

籾以外の雑多な異物が多く混ざってしまいます。

こぎ深さ 解説

 

 

 

↓画像、赤い矢印の絵の位置が適切なこぎ深さになります。

 

 

こぎ深さ 調整方法

 

こぎ深さの調整は、

「手動」または「自動」で行います。

 

手動と自動の切り替えは、コックピット内にあるボタンで切り替えます。

 

こぎ深さ 解説3
クボタ DR6130 深さチェーン

 

深い・浅いの調整をすると、

↑画像の赤〇部分、「深さチェーン」が上下に動きます。

 

 

こぎ深さ「手動」

 

こぎ深さを手動で行う場合、

コックピット内にある、

浅い、深いのボタンを押すことで調整できます。

クボタDR6130の場合、HST変速レバーの横にある黄色いボタンです。

こぎ深さ 解説2
クボタ DR6130 コックピット

 

 

 

こぎ深さ「自動」

こぎ深さを自動で行った場合、

↓画像のこぎ深さセンサーが穂先を感知し、

自動でこぎ深さを調整してくれます。

こぎ深さ 解説4
こぎ深さセンサー

 

自動であっても、センサーの位置を調整する必要があります。

稲がこぎ胴に入る長さを見て、「浅い」「深い」を調整しましょう。

こぎ深さ 解説5
こぎ深さセンサー 調整

 

草や藁がセンサーに引っかかると、

こぎ深さが狂ってしまうので、除去しましょう。

 

こぎ深さ まとめ

こぎ深さは、元々の稲の長さや、刈取の高さによって変わります。

高刈りをすると、こぎ深さは浅くなります。

一定の高さをキープし、こぎ深さを調整しましょう。

稲刈り中は常に確認しますが、

圃場に入った瞬間や、長い草が多い所は特に注意しましょう。


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クボタ DR6130

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