【コンバイン】倒伏した稲の刈り方・方法【田んぼ・稲刈り】

コンバイン 倒伏した稲の刈り方1

はじめに

の影響で起こる

「倒伏」

稲が倒れてしまうことで、

コンバインで稲刈りをするのが難しくなります。

かといって稲刈りを諦めてしまうわけにもいきません。

 

今回は、倒伏してしまった稲の刈り方について

説明をしていきます。

 

倒伏した稲の刈り方

追い刈

倒伏した稲は基本的に「追い刈り」で刈取します。

追い刈りとは、稲の株本から刈り、

倒れている穂先の方向に刈ります。

 

↓追い刈りイメージ

コンバイン 倒伏した稲の刈り方 追い刈り

地面に付いた穂先が濡れていて

詰まりの原因になったり、

ロスが増えてしまうので、通常よりゆっくり行います。

 

刈取部は地面スレスレまで下げます

下げ過ぎると地面を掘ってしまう恐れがあるので気をつけます。

 

コンバイン 倒伏した稲の刈り方3

 

地面スレスレで刈取をすることで

刈り取った稲が長くなります。

こぎ深さが変わるので、「浅く」調整します。

【コンバイン】こぎ深さとは? 解説・調整方法【初心者向け】

 

向かい刈

追い刈りとは反対に、

倒れている穂先から株本に刈るのを

「向かい刈り」と言います。

 

↓向かい刈りイメージ

コンバイン 倒伏した稲の刈り方 向かい刈り

なるべく追い刈りをしたいのですが、

圃場全体で倒伏していたり、

乗り入れ口付近で倒れていると、

向かい刈りでなければ刈れない場所もあります。

 

向かい刈りをする際は、

通常よりかなり遅く刈取します。

(速度は0.1m/s~0.5m/s)

 

一番詰まり易い刈り方なので、

手で稲を起こしておくのが無難かもしれませんん。

 

もし圃場全体で倒れている方向が同じなら、

追い刈り→バック→追い刈り→バックで、

ひたすら追い刈りに徹したほうが速いです。

 

 

横刈

コンバイン 倒伏した稲の刈り方2

倒れている稲のから刈ります。

コンバインの爪先で稲を拾い易くなります。

 

通常より遅めで刈取します。

速すぎると稲の根っこを引っこ抜いてしまい、

土がコンバインに入ってしまい、詰まりの原因となりますので、

ゆっくり行います。

 

最後に

圃場によっては、全部同じ方向に倒れていたり、

渦を巻いて色んな方向に倒伏していることがあります。

基本的には追い刈りで行い、どうしても困難な場合は、

超低速で刈取をしましょう。

 

【田んぼ】コンバイン稲刈りの順路 方法・やり方【図解・作業者視点】

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