【田んぼ】コンバイン稲刈りの順路 方法・やり方【図解・作業者視点】

コンバイン稲刈りの仕方・方法3

はじめに

田んぼで重要な作業の一つである

「稲刈り」

収獲の時期は品種によって違いますが、

だいたい、8月下旬~11月中旬に行われます。

 

一般的にコンバインという機械で稲刈りを行いますが、

乗り方によって収量が変化したり、

機械を破損してしまう恐れがあります。

 

本記事ではコンバインの稲刈りの仕方について、

圃場での順路・稲刈りのコツ等、

解説をしていきます。

 

 

 

稲刈りの順路とコツ

稲刈りをする順路を説明します。

今回は例として、以下の形の圃場で稲刈りします。

コンバイン稲刈りの仕方・方法6

 

入口

最初に乗り入れ口に入ります。

もし、乗り入れ口が右側にある場合、

以下の記事をご参照ください。

 

【コンバイン稲刈り方法】左側の入口から進入するやり方3選

 

コンバインのギア「低速」または「作業」に入れます。

こぎ胴・刈刃を動かし、

オートクラッチ(刈取部を上げたら止まる機能)をっておきます。

ナローガイド(機体左側面の分草かん)があれば開きます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法1

 

速く進入すると稲が詰まってしまったり、

爪先が地面に刺さってしまうので、

かなり低速(0.1m/s ~ 0.5m/s)で進入します。

 

刈取部は進入しながら徐々に上げていき、

機体が水平になるにつれ、刈取部を下げていきます。

 

爪先が稲に隠れて高さが分からなくなるので、

一番右の爪先を見ると分かり易いです。

コンバイン稲刈りの仕方・方法2

乗り入れ口部分が刈取れたら、外周を刈っていきます。

 

 

外周1周目 序盤

基本的に、コンバインは左回り稲刈りをします。

コンバイン稲刈りの仕方・方法5

 

右の爪先を見て、あぜ際(壁)と稲の間に来るように調整します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法3

 

また、こぎ胴の入り口を見て、

穂先が適切な位置にあるか確認します。

目印から穂先がズレていたら、深さを調整します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法4

 

こぎ深さについて、詳しく下の記事で記載しています。

 

【コンバイン】こぎ深さとは? 解説・調整方法【初心者向け】

 

爪(刈刃)の高さは地面から10cm前後にします。

刈り高さが高すぎると、切株高くなっていしまいます。

反対に低すぎると、地面を掘ってしまう可能性があります。

 

 

速度はゆっくり(0.5~1m/s)で刈り取ります。

外周は草が多かったり、稲が密集しているので、負荷が掛かり易いです。

適切な速度は機械によって違うので、

以下の記事をご参考ください。

記事↓

【コンバイン】〇〇m/sがベター 適切な刈取速度とは? 【スピード・速さ】

 

YouTube↓

 

四隅の刈り方

コンバイン稲刈りの仕方・方法7

四隅まで来たら、上画像の順番通りに斜めに刈っていきます。

 

四隅①

まで来たら、を刈ります。

通常では爪先と刈刃の間分、稲が刈れません。

 

刈高さ10cmだと、爪先が↓画像赤い線畔際に刺さってしまうか、

おおよそ2列分残してしまいます。

なので手刈りをするか、刈高さを変えるか、

最後に右回りで刈っていきます。

 

効率重視なら高刈りで、

キレイに行うなら手刈り、右回りにします。

コンバイン稲刈りの仕方・方法5

 

爪先が畔の上になる位置まで高くし、隅を刈ると手刈りしなくてもいいです。

コンバイン稲刈りの仕方・方法6

 

しかし、四隅だけ高刈りになってしまいます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法7

 

高刈りした稲は、こぎ胴に入る際に浅くなってしまうので、

高刈した部分だけこぎ深さを深くすると、

稲を落とすことなく、籾を処理できます。

 

畔が高すぎたりコンクリート等の壁の場合は無理せず、

手刈りで四隅を処理します。

 

隅を刈ったら機体2~3台分真っ直ぐバックし、②に移行します。

慣れない場合は長めにバックしておくと、やり易いと感じます。

バック中は刈取部地面に当らないよう、上げておきます。

 

 

四隅②

機体を左方向に旋回させます。

旋回は、前進と左旋回で徐々に行います。

機体右側がだったり障害物がある場合、

旋回時に機体のお尻が振りだしてぶつかる可能性があります。

その際は、緩やかに旋回して当たらないようにします。

コンバイン稲刈りの仕方・方法8

 

刈取部の右端矢印の穂をめがけて刈るようにします。

コンバイン稲刈りの仕方・方法9

 

先ほど同様、枕は手刈りまたは高刈りをします。

コンバイン稲刈りの仕方・方法10

 

真っ直ぐバックし、③に移行します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法11

 

 

四隅③

要領は②と同じです。

コンバイン稲刈りの仕方・方法12

 

高刈りして真っすぐバック

コンバイン稲刈りの仕方・方法13

 

 

四隅で旋回

枕地が刈れたら、出来たスペース90°旋回を行います。

コンバイン稲刈りの仕方・方法16

 

ミラーを見て後方の畔を確認し、

後進左旋回機体を元に戻します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法14

 

旋回が速すぎると、機体左側稲を踏んでしまいます。

反対に遅いと、右後方畔に乗り上げてしまいます。

 

機体が真っすぐになったら、前進し枕地で90°回転します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法16

 

90°旋回できたら続きを刈っていきます。

圃場によっては落とし口等のコンクリートがあるので、

ぶつけないように気をつけます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法17

 

残りの四隅も同様に行います。

 

 

外周2周目

1周目と比べて2周目は簡単に行えます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法19

1周目に刈り取った端の株に、

右の爪先上に来る位置で刈取します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法19

 

四隅に来たら、以下の順番通りに進みます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法20

外周2周目 四隅①

端を刈り取ったら刈取部を上げ左45°に旋回します。

コンバイン稲刈りの仕方・方法21

外周2周目 四隅②

バック再度45°旋回し、刈取部を下げます。

後方で畔に乗り上げないよう気をつけます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法22

 

外周2周目 四隅③

そのまま刈り進みます。

四隅は全て同じ方法で90°旋回します。

 

コンバイン稲刈りの仕方・方法23

 

外周2周目以降は同じ繰り返しで刈り進めれます。

 

もし、②で障害物がある場合、

外周1周目と同じ方法斜めに刈ってから、

スペースを確保して旋回します。

 

縦刈り

縦刈り

 

稲の幅狭くなってきたら、

縦方向のみで刈ります。

 

緩やかに180°旋回をします。

 

操作が簡単で行えるのと、

クローラーにかかる負担を軽減できる、

籾排出時にトラックから遠くならないので効率よく行える、

田植え機で植えた方向と揃うので稲株を割ることなく

負担を掛けずに刈取できる等、メリットがあります。

 

ぐるっと回って、

コンバイン稲刈りの仕方・方法25

コンバイン稲刈りの仕方・方法26

 

刈取り。

コンバイン稲刈りの仕方・方法27

 

 

残り一列になったら、

ナローガイドを閉じオートクラッチを切ります。

コンバイン稲刈りの仕方・方法28

 

籾の排出

籾が一杯になったら排出をします。

オーガを展開する際に電柱等に当らないように気をつけます。

 

オーガは機体の右横または後方で排出します。

オーガ

 

右横で排出↓

コンバイン稲刈りの仕方・方法24

奥行の調整オーガの円周で、

左右は機体の前進・後進で調整します。

 

後方で排出する場合は、

奥行を機体の前進・後進で、

左右オーガの円周で調整します。

 

イセキズームオーガ(伸び縮み)を使用する場合、

籾が残った状態でオーガを収納・縮小させると、

籾が詰まるのでご注意ください。

 

圃場から出る

が来ないか左右確認をします。

刈取部を上げておき、ギアは低速でゆっくり出ます。

出た後の旋回時に、障害物等にぶつけないよう気をつけます。

コンバイン稲刈りの仕方・方法29

以上でコンバインの稲刈りは完了です。

 

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