【PTOジョイント】ドライブシャフト スパイダ―部破損の修理【トラクター】
はじめに
トラクターから作業機に動力を伝える、
PTOジョイント
(ドライブシャフト)
どの作業をするにも、PTOジョイントが欠かせません。
そんなジョイントですが、長時間作業を続けていると
消耗して、壊れてしまうことがあります。
今回は、よく壊れてしまう
スパイダー部分の交換修理をご紹介していきます。
PTOジョイント 修理
PTOジョイントは、機械側と作業機側で2つに分けれます。
破損した側を修理していきます。
黄色いカバーの取外し
+ドライバーでネジを取ります。
ジョイントを回して、
↓赤〇の隙間から白い部分が見える位置にします。
カバーからジョイントを引っ張り出すことができます。
スパイダー部分 取外し
留め輪が付いています。
内側に閉じる留め輪外しか、
ラジオペンチでも取外し可能です。
反対側も留め輪を外します。
留め輪を外したら、スパイダー部を押し出します。
油圧プレスで押し出すが、
無ければポンチ・マイナスドライバーとハンマーで押し出しましょう。
押し出せなくなるまで押し込んだら、
反対側を内側から叩いて出します。
カバーが取れます。
スパイダーが取れるようになります。
残りのカバーも叩き出します。
スパイダー部分の取外しは以上で完了です。
スパイダー 取付
新品のスパイダー
取外しが出来たら、新品のスパイダーを取り付けていきます。
両側のカバーを取り外しておきます。
手で簡単に取れます。
穴にくぐらせて…
カバーに挿入
反対側からカバーを挿入
カバーをハンマーで叩き、
留め輪が入れれる位置まで押し込みます。
留め輪の溝をキレイにしておきます。
留め輪を溝に入れていきます。
しっかり入ったことを確認しましょう。
留め輪が浮いていれば、マイナスドライバーで叩くといいです。
片側に留め輪が入れれたら、反対側も同じように、
カバーを叩いて挿入し、留め輪を入れます。
グリス注入口を取り付けます。
締めすぎると折れるので、気をつけましょう。
のこりも同じように取り付けていきます。
カバーを取外し
組付けて…
カバーを挿入
留め輪を取付
最後にジョイントカバーを取り付ければ完了です。
作業機側と機械側をドッキング
使用前は必ずグリスアップをしておきましょう!
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