【500時間コンバイン】引き起こし部 スプロケット・ローラー交換【整備・修理】

スプロケット・ローラー交換

はじめに

500時間稼働した弊社のコンバイン、

クボタ DR6130ですが、

引き起こしチェーンの

スプロケットの交換が推奨されています。

 

実際に、500時間使用したのを新品を見比べてみると、ちょこっと減っています。

スプロケット・ローラー交換1

 

このスプロケットが減ってしまうと、

引き起こしチェーンが飛び飛びに回ってしまい

刈取時の詰まりの原因となってしまいます。

 

ということで、今回はこのチェーンを駆動させる

スプロケットローラを交換していきます。

 

引き起こし部 分解

機体の前部にある引き起こし

カバーを取り外します。

下方に手で回せるネジがあるので取り外します。

固い場合は、マイナスドライバをあてがって、ハンマーで叩くと緩みます。

スプロケット・ローラー交換2

 

カバー全体を上にずらすと、取り外すことができます。

スプロケット・ローラー交換3

 

ボルトを外していきます。

赤〇の箇所

スプロケット・ローラー交換4

スプロケット・ローラー交換5

 

チェーンカバーが外せます。

上に注油ホースが付いてますが、

邪魔でなければ取らなくても良いです。

スプロケット・ローラー交換6

 

チェーンのテンション緩めます。

10mm ナット2個で留まっています。

スプロケット・ローラー交換7

 

ローラー取外し

下部にあるローラーを取外し

手で引き抜けます。

スプロケット・ローラー交換8

 

スプロケット取外し

スプロケットには、留め輪があります。

留め輪外しを使用しましょう。

スプロケット・ローラー交換9

 

留め輪を外したら、スプロケットが外せます。

スプロケット・ローラー交換10

 

軸にピンが入っています。

摩耗して折れていました

スプロケット・ローラー交換11

 

取外しは以上です。

 

スプロケット ローラー取付け

新しいピンを差しておきます。

スプロケット・ローラー交換12

 

スプロケットをはめ込み、

スプロケット・ローラー交換13

留め輪をしっかり溝に入れ込みます。

スプロケット・ローラー交換14

 

ローラー 軸に入れます。

スプロケット・ローラー交換15

 

引き起こしチェーンを掛けます。

もし、コンバインが600~700時間稼働していれば、

このタイミングで引き起こしチェーンを新品に取替えると良いと思います。

スプロケット・ローラー交換16

 

引き起こしチェーンを掛ける際、

引き起こし爪(白い部分)が隣と同じ位置になるようにします。

スプロケット・ローラー交換17

 

テンションを掛けます。

スプロケット・ローラー交換18

 

テンションを掛けると、バネが開いてきます。

バネの隙間に10円玉が入るくらいにまでテンションを掛けます。

スプロケット・ローラー交換19

 

カバーを閉じます。

ネジを全部仮止めしてから、本締めします。

スプロケット・ローラー交換20

 

白いカバーは、上部にひっかけがあるので、

下から上に差してはめます。

スプロケット・ローラー交換21

 

最後にネジを手で締めて完了です。

スプロケット・ローラー交換22

 

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