【500時間コンバイン】引き起こし部 スプロケット・ローラー交換【整備・修理】
はじめに
500時間稼働した弊社のコンバイン、
クボタ DR6130ですが、
引き起こしチェーンの
スプロケットの交換が推奨されています。
実際に、500時間使用したのを新品を見比べてみると、ちょこっと減っています。
このスプロケットが減ってしまうと、
引き起こしチェーンが飛び飛びに回ってしまい、
刈取時の詰まりの原因となってしまいます。
ということで、今回はこのチェーンを駆動させる
スプロケットとローラを交換していきます。
引き起こし部 分解
機体の前部にある引き起こし
カバーを取り外します。
下方に手で回せるネジがあるので取り外します。
固い場合は、マイナスドライバをあてがって、ハンマーで叩くと緩みます。
カバー全体を上にずらすと、取り外すことができます。
ボルトを外していきます。
下赤〇の箇所
チェーンカバーが外せます。
上に注油ホースが付いてますが、
邪魔でなければ取らなくても良いです。
チェーンのテンションを緩めます。
10mm ナット2個で留まっています。
ローラー取外し
下部にあるローラーを取外し
手で引き抜けます。
スプロケット取外し
スプロケットには、留め輪があります。
留め輪外しを使用しましょう。
留め輪を外したら、スプロケットが外せます。
軸にピンが入っています。
摩耗して折れていました。
取外しは以上です。
スプロケット ローラー取付け
新しいピンを差しておきます。
スプロケットをはめ込み、
留め輪をしっかり溝に入れ込みます。
ローラー 軸に入れます。
引き起こしチェーンを掛けます。
もし、コンバインが600~700時間稼働していれば、
このタイミングで引き起こしチェーンを新品に取替えると良いと思います。
引き起こしチェーンを掛ける際、
引き起こし爪(白い部分)が隣と同じ位置になるようにします。
テンションを掛けます。
テンションを掛けると、バネが開いてきます。
バネの隙間に10円玉が入るくらいにまでテンションを掛けます。
カバーを閉じます。
ネジを全部仮止めしてから、本締めします。
白いカバーは、上部にひっかけがあるので、
下から上に差してはめます。
最後にネジを手で締めて完了です。
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